- June 25 ,2006 23:38:19
- movie
- 公開:2006年
- 評価:★★★★★
- 脚本・監督:中島哲也
- 出演者:中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、市川実日子、柄本明、柴咲コウ、ゴリ
あの天性の女優である中谷美紀嬢をして「女優を辞めようと思った」程打ちのめされた作品とは、一体どんな内容なのか?そして、奇才と呼ばれる中島哲也監督の演出とは果たして?何て事はこれっぽちも考えずに(^^;)──でも「下妻物語」は最高だったのでかなり期待はしていたんだけど──どうしても映画館で見ておきたかったので、ようやく出来た地元のシネコンにて鑑賞。
映画は、ほとんど一人で鑑賞する事が多い僕としては、夜の映画館のカップル率に唖然としながらも(^^;)──ただ周囲に聞いてみると、ほとんど一人で鑑賞する人が居なかったのはビックリした──パンフレットは鑑賞後に読む事にしてスクリーンを無言で眺めていた。
ブラボー!中島監督アンタ天才だよ!美紀嬢サイコー!!
イヤ、本気で映画館で絶叫したい気分だった(^^;)。内容は、とても悲惨で、救いが全くないストーリーなんだけど、何故かディズニーよろしくミュージカル仕立てで明るく描かれており、まさしく中島ワールドという感じに仕上げられている。映画の中で沢山流れている様々な曲は、実によく映画に溶け込んでいて、本当に素晴らしい。だってね、帰りの車中には一人で「まーげて、のばして♪」なんて口ずさんでいる訳で(^^;)。劇中には、腹を抱えて笑うシーンが沢山あるのだけど、その一方胸を締め付けられるシーンもあり、不覚にも映画館で涙を流してしまった。
改めて、中谷美紀嬢の素晴らしさに心を打ち抜かれた思いがした。やっぱり、彼女は天性の女優さんだ。その彼女が打ちのめされながら演じただけあって、この作品が本当の意味での代表作になるんじゃないだろうか。ただ一つ思う事は、もし、仮に他の監督が演出していたら、例え松子を中谷美紀が演じていても、これほど魅力的な作品にはならなかったという点。それは、陰鬱な内容にしようと思えば幾らでも暗い作品になる可能性があるから。「松子を演じるために、今まで仕事をして来たのかも知れません」と思ったはずの中谷美紀嬢が、台本を読んで大きな違和感を感じたほどの演出は、中島監督にか出来ない事だろう。
本当の事言うと、実際はDVDが出るまではいいかなと思っていたんだけれど(^^;)、ミラクル次郎さんとかずおさんの記事を拝見して、これは、どうしても映画館で見なければならないと決心して、「トリック劇場版2」を見た次の日に鑑賞してきたのだ。そんな訳で、二日続けて片平なぎさを見るはめになってしまったのだけれど(^^;)。
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